せどりの商品リサーチ|何を仕入れるか決める基本のやり方

せどりの商品リサーチのアイキャッチ画像。価格差・需要・回転率という3つの視点で商品の候補を絞り込むことを表す、値札とルーペのアイコン付き リサーチ・仕入れ判定

せどりの商品リサーチとは、次に仕入れる商品の候補を、価格差・需要・回転率という3つの視点で確認して絞り込んでいく作業のことです。「何を仕入れればいいか分からない」という悩みの多くは、リサーチの手順が決まっていないことが原因です。

この記事では、店舗せどり・電脳せどりのどちらにも共通する、商品リサーチの基本的な考え方と、候補を絞り込む手順を順番に説明します。仕入れた商品の利益を数字で確認する方法は、せどりの利益計算のやり方|手数料・送料など5つの費用まで含める方法で説明しています。

結論

商品リサーチとは、価格差・需要・回転率という3つの視点で候補商品を確認し、仕入れるかどうかを絞り込んでいく作業です。特別なツールがなくても、この3つを順番に確認する習慣があれば始められます。


この記事で分かること
  • 商品リサーチで確認する3つの視点(価格差・需要・回転率)
  • 商品の候補をどこで見つけるか
  • 候補を絞り込む基本の手順
  • リサーチでやりがちな失敗
  • ツールに頼りすぎないための考え方

商品リサーチとは何をすることか

商品リサーチと聞くと、専用ツールを使って自動的に「儲かる商品」を見つけることだとイメージするかもしれません。しかし実際にやっていることは、目の前の候補商品について「安く仕入れて高く売れるか」「実際に売れるか」「早く売れるか」を、順番に確認しているだけです。

この確認の視点さえ身につけば、店頭で見つけた商品でも、ネット上で見つけた商品でも、同じ考え方で判断できます。その店頭やネットをどう探すかはせどりの仕入れ先の探し方で扱っています。ツールは確認を速く・楽にしてくれる道具であって、判断そのものを代わりにやってくれるわけではありません。読み取り系の道具で実際に何が短くなるのかはせどりアプリの選び方で整理しています。

リサーチで見る3つの視点

商品リサーチでは、次の3つを順番に確認します。どれか1つだけでは、仕入れの判断材料として不十分です。

価格差(仕入れ値と売値の差)

まず確認するのは、その商品を仕入れる値段と、販売できそうな値段の差です。差額が小さいと、手数料や送料を引いた時点で利益が残らないことがあります。この段階では厳密な利益計算までは不要で、「差がありそうか」という当たりをつける程度で十分です。

需要(実際に売れているか)

価格差があっても、その商品を欲しい人がいなければ売れません。過去に売れた実績があるか、同じような商品が繰り返し出品されているかを確認し、「実際に動いている商品か」を見ます。人気の商品でも、すでに市場に出回りすぎていて需要が一巡していることもあります。

回転率(どのくらいの期間で売れるか)

同じ利益額でも、1週間で売れる商品と半年かかる商品では、資金の使い方がまったく変わります。仕入れ資金が限られている初心者ほど、価格差の大きさだけでなく「どのくらいの期間で現金化できるか」を意識することが大切です。

初心者ポイント

最初から3つの視点を完璧に見極めようとしなくて大丈夫です。まずは価格差で候補を絞り、その中から需要がありそうなものを選ぶ、という順番で慣れていけば十分です。

商品の候補をどこで見つけるか

商品の候補を見つける場所は、大きく分けて「店舗せどり」と「電脳せどり」の2つです。店舗せどりは実店舗の値引き品・在庫処分品・季節外れの商品などを直接確認する方法、電脳せどりはネット通販サイトの価格差や値下げのタイミングを確認する方法です。

どちらの方法でも、着眼点は共通しています。「定価から大きく値引きされている」「在庫処分・季節外れで扱いが減っている」「販売店によって価格差が大きい」といったサインが、価格差のある商品を見つける入口になります。特定のジャンルに絞って集中的に見る方が、判断の基準がぶれにくく、初心者には向いています。

候補を絞り込む基本の手順

実際に候補を1つ見つけたら、次の4ステップで絞り込みます。

1
STEP1 価格差の当たりをつける

仕入れられそうな値段と、販売されている値段を見比べ、差額がありそうかを確認します。この時点では概算で構いません。


2
STEP2 需要があるかを確認する

その商品(または似た商品)が過去に売れた実績があるか、繰り返し出品されているかを確認します。需要が確認できない商品は、価格差だけで判断しないようにします。


3
STEP3 競合の状況を確認する

同じ商品を扱っている出品者がどのくらいいるか、価格がどう動いているかを確認します。競合が極端に多い商品は、値下げ合戦になりやすく、想定した価格で売れないことがあります。


4
STEP4 利益が残るかを概算する

手数料や送料を差し引いて、実際に利益が残るかを計算します。Amazonで販売する場合の費用の考え方はAmazonせどりとは?仕組み・手数料・FBAを初心者向けに解説で確認できます。

リサーチでやりがちな失敗

商品リサーチに慣れていない段階では、次のような失敗が起きやすくなります。

注意点

価格差だけを見て需要を確認せずに仕入れてしまうと、売れ残りの在庫になりやすくなります。逆に、需要があっても競合が多すぎる商品は、価格競争に巻き込まれて想定していた利益が出ないことがあります。回転率を無視して一度に大量の在庫を抱えると、資金が動かせなくなり、次の仕入れの機会を逃すことにもつながります。3つの視点を1つずつ確認する習慣が、こうした失敗を避ける一番の近道です。

ツールに頼りすぎないための考え方

商品リサーチを効率化するツールは数多く存在します。たとえばAmazonで販売する場合、価格や売れ筋ランキングの推移を確認できるKeepaのようなサービスを使うと、需要や価格の動きを短時間で確認できます。

ただし、こうしたツールが見せてくれるのは過去の記録やデータの一部であり、「仕入れてよいかどうか」の最終判断まで代わりにやってくれるわけではありません。ツールは3つの視点を確認する時間を短縮する道具として使い、最終的な判断は自分の基準で行うことが大切です。個別のツールの選び方や料金の比較は、別の記事で詳しく取り上げる予定です。

AIを使うなら

AIを使うなら

AIは、自分が集めた価格差・需要・競合の情報を整理したり、確認し忘れている視点がないかをチェックしたりする用途に向いています。「この商品が儲かるか」をAIに直接判断させるのではなく、自分で調べた情報を渡して整理を手伝ってもらう使い方をすると、判断のスピードを上げやすくなります。

※AIの回答だけで仕入れを決定せず、価格・手数料・販売条件などの一次情報も必ずご自身で確認してください。

商品リサーチができたら次にやること

3つの視点で候補を絞り込めるようになったら、次は仕入れの判断をより具体的な基準に落とし込む段階に進みます。Amazonで売る場合に仕入れ値の上限を先に決めておく方法はAmazonせどりの損益分岐点|利益が残る売値と仕入れ値の求め方、楽天市場を仕入れ先として使う場合の考え方は楽天せどりとは?仕入れ先としての使い方とポイントの注意点で説明しています。利益率の目安については、機会があれば別の記事で取り上げます。ROI・回転率の考え方はせどりのROIと回転率|利益額だけで仕入れを決めないための考え方で取り上げています。売れる商品の見分け方はせどりで売れる商品の見分け方|仕入れ前に確認する3つのポイントで取り上げています。

よくある質問

Q. 商品リサーチにはどんなツールが必要ですか?

最初から専用ツールを揃える必要はありません。価格差・需要・競合の3つを自分の目で確認できれば始められます。有料ツールは、リサーチの量を増やしたいと感じてから検討しても遅くありません。

Q. 何を仕入れれば必ず売れますか?

「必ず売れる商品」はありません。価格差があっても需要がなければ売れず、需要があっても競合が多すぎれば想定した価格では売れないことがあります。3つの視点をあわせて確認し、リスクを減らすという考え方で仕入れを判断してください。

Q. 店舗と電脳、どちらでリサーチすればいいですか?

どちらでも構いません。店舗せどりは実物を確認しながら進められ、電脳せどりは移動時間をかけずに広い範囲を確認できます。どちらか一方に絞って集中的に取り組むほうが、価格差に気づきやすくなり、初心者には向いています。

Q. リサーチにどれくらい時間をかければいいですか?

決まった時間はありませんが、最初のうちは1つの候補に時間をかけすぎず、3つの視点で機械的に確認して判断する練習をするほうが、数をこなせて基準が身につきやすくなります。

Q. 一度リサーチした商品は、また仕入れていいですか?

需要と回転率が変わっていなければ、繰り返し仕入れても問題ありません。ただし、価格や競合の状況は変わることがあるため、前回と同じ条件かどうかを毎回確認してから仕入れてください。


まとめ

商品リサーチとは、価格差・需要・回転率という3つの視点で候補商品を確認し、仕入れるかどうかを絞り込んでいく作業です。価格差だけで判断せず、需要と回転率もあわせて確認することが、売れ残りや資金不足を避ける基準になります。店舗せどり・電脳せどりのどちらでも、この3つを順番に確認する習慣があれば、ツールに頼りすぎずに候補を絞り込めます。次に仕入れを検討している商品があれば、この3つの視点で一度確認してみてください。

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